幻影に舞う白銀

Web novel GENEI NI MAU HAKUGIN

序章/002 ※ダイジェスト版

断末魔の悲鳴を上げる間もなくダエモニアは黒い霧となって散り、後にはシルヴィアとデュランダルの姿だけが残る。
勝負は圧倒的だった。

「食えない騎士様だね。ロンドンで全部を見せてくれたわけじゃなかったのかい」

シルヴィアの背後には正義部隊の隊長・ヴァネッサ・ディ・ファルコーネを中心に、ミレイユ・皇、優希万梨亜が立っていた。

「あと少しですね。もう一息がんばりましょう」

とその時どこかで雷が落ちるような激しい音が鳴り響いた。

「じきに終わるのは結構だけども、あれはちょいといただけないね。あっちには、シャルロッテと舜蘭がいる」
「いただけない、とは?」
「先ほども申し上げましたでしょう。あれは、メーガン隊長が率いるチームの仕業ですわ」
「頼りになる方たちなのは間違いないんですが……少々、私たちのチームとは方針が異なると言いますか……」
「どういうことだ? アメリカ支部には対ダエモニアの実働部隊がふたつある話は聞いているが……」
「話して聞かせるより、見た方が早い。あんたのご自慢の騎士様と一緒に、ひとっ飛びして見てくるといい」

問われたヴァネッサが、ふっと唇の端を持ち上げるように笑いながら言った。

 

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