幻影に舞う白銀

Web novel GENEI NI MAU HAKUGIN

序章/003 ※ダイジェスト版

シャルロッテと舜蘭の無事は確認された。

「2人とも無事で何よりだが……少し派手にやりすぎだと思うぞ、これは」
『あたしじゃない! 悪いのは、あっち!』

2人が同時に空に向かって右手の人差し指を突き上げたその先には、ルーシア・ナイトウォーカーとエレン・ライオットがいた。
通称『悪魔部隊』とよばれるチームに所属する2人の攻撃に1940年代に建てられたという赤レンガの倉庫が二棟、跡形もなく倒壊していた。

さらに、不意にシルヴィアのすぐ真後ろからまた別の声がした。悪魔部隊の隊長・メーガン・ブラックバーンズ。
そしてシルヴィアに「最後の1体は君たちにお譲りしたい」と告げる。
そう、全滅させたはずのダエモニア群以外にももう1体のダエモニアが向かってきていた。

「奴の狙いは空港着陸目前で針路を変えて、機体を市街地に突っ込ませることらしい。ダエモニア化したのは旅客機の副操縦士で、女性に振られた腹いせにその女性が暮らす街を火の海に変える選択をしたようだね」
「ぜひ、私の目の前で見せてほしいね。イギリス支部……いや、ヨーロッパ全土を股に掛け、これまでにひとりで倒したダエモニアの数199。〝白銀の騎士〟とうたわれた君の実力を。記念すべき200体目を屠ることで」

そう告げるメーガンに対してシルヴィアは言い放つ。

「いいだろう。その悪魔の目で、私が為す『正義』をしっかりと見届けてもらおうか」と。

 

★本編は『GENEI SERIES SPECIAL BOX vol.I』ノベライズをご覧ください。




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